-燃えるような赤-

それは、私 小野寺重一が農業機械販売会社を自主廃業した時に第二の人生となった陶芸の道を歩んでいくことを勇気づけ、元気にしてくれた色です。宮城県大崎市松山の鉄分を多く含んだ粘土と辰砂釉の赤が出会った時にできる「自在窯」を通して、皆さんが落ち込んでいる時には元気を出していただければと思います。

お知らせ

平成30年4月4日午後3時16分に「自在窯&gallery」の経営者・小野寺重一が亡くなりました。

常々、人の生死はいつもの平穏な日常の中にあって、穏やかな死を迎えることが出来れば最高だと言っておりましたが…その通りで本人の望みのままに自宅で安らかな表情で静かに息を引き取りました。

在宅介護の期間は1年と5ヶ月でしたが…主人は最後まで小野寺重一らしく自分の生を全うすることが出来ました。

4月6日に火葬とお葬式を行い、家族で見送り ました。

「自在窯&gallery」は廃業することとしました。

これまで支えて下さった皆様方には心より感謝を申し上げます。

今日のガンディーの言葉「人は、自分から自分を無くして行くことによって、自分自身を見いだして行く。」「心の中の強さは祈りによって強くなる。」


明るい雰囲気で作品を手にとってご覧になれます。(元自在窯&ギャラリー)

自在窯について

小野寺重一は、独学で陶芸を学ぶ。「辰砂釉は、伝統工芸の色である。陶土には向かない。」の陶芸の常識を破って、数多くの失敗の中から、故郷の粘土をベースに、本人にとっては、敗者復活の赤い辰砂釉で、独自性、個性溢れた作品を制作している。

作品集

宮城県の美術展、海外展での入賞、入選の作品集です。今回、アーテイストヴィバーチェに選ばれた香水、「豊穣」平成13年から大活躍の「赤富士辰砂壺」 小野寺重一の代表作「回帰辰砂壺」等作家の、その時々の、思いが込められている作品集です。