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2007年5月 9日
日本の原風景を想わせる5月の田んぼ

たくさんの花が咲く季節になり、何となくウキウキしてきます。先日、ギャラリーにいらしたお客様も花が大好きで、ついつい鉢植えを買ってしまうと、おっしゃっていました。松山地区周辺の田んぼには殆ど水が張り、田植え完了の田んぼもだいぶ増えて来ました。夕陽を受けた田んぼはキラキラ光っています。
5月の田んぼは、農家の人々は充分に忙しいはずなのに、田植えが完了した田んぼの雰囲気は何とものどかです。「田園風景」の素晴しさを見せ付けています。
この時期から実りの秋までの間が「瑞穂の国」と称えられる雰囲気を醸し出している時だと思います。
戦後の日本は貧しくても、みんなが貧しかったので、貧しさは気にならなかったと、近所のお年寄りが話していました。
この方は、先日TVで見たパンダの子育てを話して下さいました。
生まれたばかりの時には本当にべったり抱っこして可愛がり、子離れの時は厳しく突き放し、実に見事な子育てをしていると、大変感心していらっしゃいました。
お話は、「赤ちゃんポスト」のことにまで飛躍してしまいましたが、このおばあさんは、突き詰めるとこの案には反対派の人でした。私もどちらかというと積極的に賛成は出来ません。
「人間」が、人と人との関係を知るスタートは親子関係からだけだと思います。
大自然の摂理を考えますと、「生」は、常に生きるか死ぬかの厳しさの存在です。
人の誕生の不思議さを思うと、人間として生を受けたことが奇蹟的な出来事のはずです。この不思議さをなんと説明すれば良いのでしょうか。
でも、子供は決して親を選んでは生れて来ることは出来ません。
そうなると親の存在はとても大事です。「親業」を学んでから親になってほしいと願うばかりです。
子供が出来て、どんどん親らしくなってくるというのも本当だと思います。
私の知り合いにも逢う度に母親らしくなってきて「ああ、いいお母さんをしているんだな。」と、感じる人もいらっしゃいます。独身の頃の素敵な女性から見事に変身して逞しい「母性」を強く感じさせてくれます。
このような女性をみる時には、女性としての成長を感じます。
でも中には、大変神経質になり、母親としてのゆとりの無さを感じ、心配になる人もいます。
この違いは、人的環境の違いが大きいと思います。ご主人との人間関係が一番のようですが、、、、家族構成も背景にあるようです。
人は一人では生きられません。
どんな人にも両親の存在があって、生を受けることの宿命を考えれば、「赤ちゃんポスト」の存在は安易に賛成は出来ないような気がしてなりません。
高齢のおばあさんは、昔、この田園風景の時期には、「いずこ」という編んだ篭の中に入れて、田んぼのあぜ道に置き、田の仕事をしたそうです。家にいる時にもこの篭の中に入れっぱなしで家事をこなしたそうです。
周りの人たちもみんなそうして子育てをしたそうです。
本当にかまってやれずにほったらかしだったけど、子供達は丈夫に育ち、それぞれに一人前になったので、親の責任は果たしたと思っているとおっしゃっていました。どんなに辛くても子供を手離しては駄目。手離したら、親も子も不幸になる。子供は、一番最初の人間関係で躓いたら人として生きられないと思うと、強くおっしゃいました。
子育ての実践を果たした人が持つ逞しさを感じさせる言葉でした。
今日の私は夕陽にキラキラ輝く水張りの田んぼが、とても懐かしい日本の原風景に見えました。
今日のガンディーの言葉
「神と悪魔は、私の心の中の王座に両方とも一緒に住む事は出来ない。」
投稿者 jizai3 : 2007年5月 9日 15:00