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2009年7月20日

「壺中の天」の壺づくりを通して

昨日は、Sさんの手づくりで仕上げる喜びを伝えましたが、、、彼女は「私ね、旦那さんの気持よく解るわ!物をつくって自分でも納得できるような物が出来るとすごく嬉しいもの!」と言いました。 今日、主人は注文の壺づくりに励んでいます。

自在窯&ギャラリーでは、小ぶりな「壺」が結構人気です。

主人は「壺中の天」という言葉を大切にして壺をつくっています。

主人はこの中国の天才詩人が詠んだ「蹉跎は、人間の世  寥落は、壺中の天」の壺をつくりたいと思って轆轤と向き合っています。

人の世に躓きはつきものです。でも、挫折から立ち直れずにいるかも知れません。

そんな時に、部屋の中に壺があると心が落ち着く。狭い壺の中でさえ、見る人の心の持ち方で、別天地が開けるはずという、、、壺づくりに励んでいるのです。

主人は、長年続いてきた農機具販売店を平成10年12月に自主廃業して今日に至っています。経営者としての挫折を経験しています。その後、脳梗塞(平成16年1月)という大病を患いましたが、、、、主人のそばには陶芸がありました。

敗者復活を現わす赤い色の壺は、いつも主人に生きる力を与え続けています。

私が見るところ、一番つくりたいのは壺のようです。

「生きているうちに、10,000個つくりたい!  ギャラリーを壺でいっぱいにしたい!」と言っています。

以前いらしたお客さんに「我が家は狭いので、ほしくても大きな壺は置けません。小さな壺をつくってほしいのですが、、、。」と言われてから、小ぶりな壺をつくるようになりましたが、お客様方には机や棚、玄関などにと気軽に置いてもらっているようです。

我が家にも主人がつくった5,6個の壺がありますが、、、見ると気持が和みます。

落ち込んだ気持を見つめ直して、新境地が開けるような、そんな人の気持ちを幸せな気分にさせるような壺をつくりたいようです。

これからも、轆轤にのるのは一個だけという、かけがえのない世界を大切に思う気持ちで「壺中の天」づくりに励んでほしいと思います。

今日のガンディーの言葉「我々は、自分自身の運命の製作者である。」「経験を積めば積むほど、人間自身が、不幸と同様、幸せの源泉なのだと実感する。」

投稿者 jizai3 : 2009年7月20日 15:58

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