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2010年11月14日

熊坂伸子氏を囲んで菜の花の広場で開催された懇話会


今日は午前10時から大崎市古川菜の花の広場に於いて普代村教育長の熊坂伸子さんを囲んで懇話会が開催されました。
熊坂さんは、昨日加美町で講演会を行ったそうですが、帰り足に菜の花の広場へお立ち寄り下さいました。

初めに高橋憲雄議員から熊坂伸子さんのご紹介があり、次に菜の花の広場を代表して高橋幸七会長が挨拶をし、その後集まった人全員の自己紹介が行われました。

それから、熊坂さんは、昨日の加美町での講演を振り返り、町政に対して納得していない町民が多いことを知りましたと話し出し.....詳しい加美町の事情は知りませんので、一般的な話をして、一般の人が町政や市政へ関わることの意義、方法などを話しましたが、議員に対してはやじが飛ぶ場面などもあり、驚きましたとお話し下さいました。

議員は、市民の代表で市民と意見が一致しているのが当然なのですが、そうではないことがしばしばありますと話し、それは日本の行政機構のまずさの為に上手くいっていないことが多いのですともおっしゃいました。
但し、ここで大事なことは.......上手くゆかないのは、市長あるいは町長、市議会議員、町会議員と市民、町民と三分の一ずつであるという認識を持つことが大切ですと話し、これではいけないと気付くのは市民・町民であり、その声が上に上がってゆくことが......正しい市政・町政の在り方ですとおっしゃいました。
市長・町長は市民・町民の生活を守り、市民・町民が納得しないのはまずい事であり、地域のトップが一番先に行わなければいけないことは、市民の声を把握することですと強調なさいました。

いけない事、まずい事を行政側に教えるのは市民の当然の権利であり、市民の責任でもあるのですと話しました。でも、その時には建設的な意見を述べることが大切ですと話し、それでも駄目なら選挙で落とすことですと断言しました。しかし、駄目な人を選んだのは市民であるという自覚も市民がしっかりと持つことが大切だということでした。

市民がいろいろな事を勉強して賢くならなければ......何も変わらないということです。ですから市民は疑問がある時には聞いて教えてもらうようにして、情報を出すように請求することが大事ですと話して下さいました。会場にいた人たちは、みんなで同じ方向を向くように協力体制をきちんと構築することが何より大事なことだと認識できました。

市の情勢を勉強して声を上げることの大切さと、賛同する人たちを集めて情報を広め、その情報を共有して議論を深めてゆくことが大切なことですとお話し下さいました。
○変えたいのであれば努力をし続けてゆくこと。
○市の情報を取ってその情報を広め、賛同者を募ること。
○大変でも自分たちで行動してゆくこと。
これが議会やトップを変えてゆくことに繋がりますと話しましたが、一度決めた事を行政が途中で変えることは困難なことですとも話しました。
アメリカのリンカーン大統領の言葉を紹介して、人々のことを考えることが政治の根本ですとおっしゃいました。
それから、最近の話で気になることは、地域代表と言われている人の声が必ずしも地域みんなの声とは限らないので、数を決めて市に建設的に話すように工夫した方が良いとアドバイスを下さいました。一般の人が大勢の中、一人で声を上げることは難しい事ではありますが、建設的な意見であれば耳を傾けてくれる人もいるはずですからと、励ましの言葉もありました。
重要なことは地域に対する愛情と危機感が住民パワーに繋がり、市役所が立派になっても住民パワーは大切なことであり、対立しないで同じ方向を目指して共に歩むことですとおっしゃいました。

これまでの日本は、豊かであってもしなければいけないことがたくさんあったのに...特にエコの問題などは、バブルが崩壊して大変な出来事でしたが、将来の地球の為には良かったことであり、いい時代には考えないことを、今は真剣に考えるようになった現象をいい兆しであると見方を変えることも必要なことですと熊坂さんは話しました。


地方議会の構成メンバは、男性で高齢者が多いので、新しい考えを受け入れにくく、このことが地方議会の変化の遅れに繋がっているとおっしゃって、若い人や女性を議会の中へ送り込み、起爆剤になってゆくことが地方議会自らを変えてゆくことに繋がると話しました。そしてこれからは、出る場所へ出て発表する力をつけることも大事な市民の役割ですとおっしゃいました。

菜の花の広場へ集まった人たちは、それぞれに今の大崎市の気になることについて意見を述べて熊坂さんのご意見を伺いましたが、熊坂さんはご自分のお立場で一つ一つの意見に耳を傾けて、お答え下さいましたが......変えるには選挙が全てですと言い切り、最後には、市民に相応しい市長しか選べないという......意味深い言葉を述べました。
私には、この言葉は大変重みのある言葉として心に残りました。

この言葉をしっかりと受け止めることがとても大事なことですが、この懇話会を通して、菜の花の広場での活動が大変有意義なものであるという確信を持てたことが私には何よりの収穫でした。

熊坂伸子さんは新幹線の乗車時間ぎりぎりまで和やかに懇話会に臨んで下さいました。お若くてとても素敵な女性でした。
みんなで、記念写真を撮ってお別れをしましたが、その後20名ぐらいに人たちは菜の花の広場に残り、愛情あふれる混ぜご飯や美味しいお漬物やお茶などを戴きながら、農業問題や、少子高齢化問題などを話し合って午後4時まで大変充実した時間を過ごしました。

今日は初めてお会いする方もいらっしゃいましたが、昨日古川で行われた「市民にとって望ましい議会」のことも話題になりました。
大崎市議会の議会特別委員会が初の試み、市民との意見交換会ですが、日頃の議員の活動をもっと見える形でという要望が多かったようですが...市の財政を心配する市民の声が多かったようでした。市財政に関してのことには触れられたくないという議員の声があったそうです。
やり取りがかみ合わないと言い切ってしまうことは簡単ではありますが、市民にとって本気で望ましい議会を目指すのであれば、この時期に借金の額を心配する市民の声は当然なことだと思います。
これまで決め事はすべて議会の議決を基にして進められてきたことですから、市民にとってと、市民を主人公にした議会改革を目指すのであれば、市民にとって今一番関心の高い問題に市議会議員は誠意をもって答えるべきだと私は思いました。17日には松山地区で行われますので私も参加をして日頃感じていることなどを話してみようと思っています。

それでも、大崎市議会の議会改革特別委員会が主催する変えよう地方議会という名目で行われる市民との意見交換会は、多少の行き違いがあっても、私は継続してゆくことに意義を感じています。
市民の意見を基にして議会改革を目指すという方向性は正しいことだと思います。
市民も議員も首長も同じ方向に顔を向けて論議出来れば熊坂さんから学ばせて頂いたことが実践できるのではないかと......密かに期待した気持ちでおります。
成熟した民主主義を目指すには、党派を超えた地方議会が私たち市民にとっては一番身近な存在なのですから。

今日のガンディーの言葉「もし、真実なら一つの言葉でも十分であり、不真実な言葉であれば、どんなに多言であっても何の役にも立たない。」「人間は彼自身の精神の人間性によって本当のことを知らされている。」


  
 

投稿者 jizai3 : 2010年11月14日 20:06

コメント

小野寺様へ  熊坂@普代村です。いただいたカップ、とても美しい深い色合いで、素晴らしいものでした。ブログも拝見して、発信力と問題意識の高さに感服いたしました。
大崎市の将来のために、市民の皆様の熱意と行動が実を結ぶことを心よりお祈りいたします。
菜の花の会の皆様にも「温かい対応、ほんとうにありがとうございました」とお伝えいただければ幸いです。熊坂伸子

投稿者 熊坂 伸子 : 2010年11月15日 17:11

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