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2011年4月27日

「頑張れ!」という励ましの言葉が辛いという被災者の声を聞いて…


今日は、初夏を思わせるようなきれいな青空が広がりました。

天気予報では、夕方から明日にかけて雨が降ると言っていますが…信じられないくらい、いい天気です。


今日の午後は、あの大震災から45日が経過しても相変わらず不自由な避難所生活をしている人の話を聞きました。

「あの日・3月11日から私はあらゆることを我慢して頑張っているつもりなのに、それでも頑張れ!と言われると、もっと頑張らないともう幸せにはなれないような気持ちになってしまって…ひとりでに涙が出てしまうの。精神的に参っているのでしょうね。」と辛そうに話してくれました。

「頑張れ!」という言葉は、とても使いやすい言葉でついつい使ってしまいますが、本当に頑張っている人には「これ以上頑張れというのか!」と追い詰めてしまう言葉になっている事が良く理解できました。

人は言葉でコミュニケーションを図りますが...思いやりのある心がこもった言葉でないと相手には通じません。

何気ない言葉が人の気持ちを傷つけてしまうことがあります。

大きなショックを受けた時などは、心が大変敏感になり、ちょっとした言葉に大きく反応したり、涙が出たりすることがあります。

彼女は、これまでの苦しかったいろいろな事を話して下さいました。
避難所生活にはプライバシィーが無く...彼女には一番堪えたようでした。

それと、熟睡できないことが辛かったようです。
物音に敏感で、何度も目が覚めて、困ったと言っていました。

いつも心の奥底に不安感があり、落ち着かないと言っていました。

私にも解る感覚でしたので...余震のせいかしらとも思うのですが、あの日以来、いつも小さな不安を抱えている自分に気づくことがあると言いましたら...「同じですね。」といい、表情が少し明るくなりました。

それと、ACのコマーシャルがとても耳障りだと言っていました。

私もACのCMに関しては「偽善ぽくって嫌いです。」と答えました。

繰り返し何度何度も流されるACのCMが嫌だという人はたくさんいます。

スポンサーの都合なのでしょうが…本当に耳障りですね。
もう少し被災者の心に添うことを考えてくれればいいのにと思っています。

お話が進むにつれ...共感できるところが数多くありました。

私は、別れ際「宮城県人ですから、互いに被災者ですね。これからは生きていて良かったと思える時まで元気で暮らしましょうね。是非またお逢いしましょう!」と言いました。

話をすることはとてもいいことだと言いますが、今日は本当にそう思いました。

人は話すだけで気持ちが楽になることがたくさんありますし、共感できる部分があると心が通じて話し易くなります。

私の日常は、彼女の置かれている環境とは比べものにはなりませんが、想像して彼女の気持ちに寄り添うことは出来たように思いました。

仮設住宅を申し込んだそうですが...入居できるといいのにと思いました。

天皇皇后両陛下は、今日宮城県にいらっしゃいました。

彼女は3月16日に、ラジオから流れた天皇陛下のお言葉を聞いて涙が出たと話していましたが...天皇陛下のお言葉には心が在ると言っていました。

慈悲深いお優しい声には立派なお人柄が滲み出ていたと話していました。

私も感激しながらラジオに耳を傾けた時に、敗戦の玉音放送を聴いた多くの日本国民と気持ちが繋がったような気がしましたと言いましたら...彼女もまったく同感です。戦争を知らない人間ですが、あの時代をとても身近に感じることが出来ましたと言っていました。

彼女には、震災に負けずに、頑張り過ぎないでホッと出来る時間を充実させ、これからの毎日を過ごして頂きたいと思いました。

今日のガンディーの言葉「人生の喜びは、自分の人生の心配事の中から自分を奪い去るところにある。」

投稿者 jizai3 : 2011年4月27日 15:20

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