想
平成 14 年 6 月 第 32 回全陶展 入選
下部の緑色の部分と上部の辰砂の赤のバランスが対照的ながら、何となく優しい雰囲気に出来上がっています。
「自在壺&ギャラリー」の床の間の中心に置かれています。掛け軸等と、とても良くマッチする作品です。お客様からも、「日本間に似合いますね」とよく言われます。
平成 15 年 7 月の宮城県北連続地震で、転げて上部の口のところが、少しだけ欠けてしまいました。優しくほっとする作品に仕上がっているだけに残念ですが、形あるものの儚さをつくづく感じさせられました。
ゆっくりと流れる時間の中で、じっくりと、何かを考えるときに、辰砂壺「想」は安らぎを与えてくれると思います。
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