平成 14 年 6 月 第 58 回現展 入選 <東京都美術館展示>

地元、松山町の粘土の持つ、素朴さ、力強さを活かしながら、大胆な表現を求めた辰砂壺である。造形の独特的なフォルムと下部から上部にかけての有機的な広がりが面白く出来上がり、ユニークな作品に仕上がっている。

切断して、変形させ、融合させ、複雑で、その工程は、試行錯誤している。

この時期の私は、失敗の連続で、「陶芸とは失敗の繰り返しである」と断言して良いほどあった。しかし、面白くて、楽しくてしょうがなく、心から愛する陶芸と出逢えた喜びを、誰かに伝えたくて、作品を作りまくって毎日を過ごし、それだけで充分に幸せであった。

悩みの試行錯誤ではなく、喜びの試行錯誤である。

平成 15 年 7 月の宮城県北連続地震で上部の一部が破損してしまったがますますユニークな試行錯誤の辰砂壺となった。

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年度
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1998〜2000 ●辰砂壺(3点セット) ●求煌 ●太古 ●豊穣 ●辰砂花器 ●ある決断
2001 ●壺中の天 ●回帰辰砂壺〜決断実行そして再生〜 ●飛沫 ●辰砂壺 ●分水嶺
2002 ●想 ●試行錯誤 ●赤富士辰砂壺 ●祈りの辰砂壺 ●変形辰砂壺 ●登高 ●回想
2003 ●雲海 ●寛容 ●恵沢 ●決断、そしてやすらぎ辰砂壺 ●再生 ●時間と空間 ●赤富士辰砂壺 映 ●蒼穹
●辰砂花器・趣 ●辰砂鶴首 ●萌芽 ●漲溢



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