決断、そしてやすらぎ辰砂壺

平成 15 年 6 月第 75 回新構造展入選

思い切った部分とほっとする部分の両面を現した辰砂壺です。

一刀両断の激しさのあと、どことなく優しく包み込めるようなことも表現したくて、この部分は優しさのあるフォルムにしてみました。何事も決断することは勇気のある、思い切った行為です。決断すると壊れてしまう所もあるはずです。

しかし、破壊して新しくなれるものもあります。そんな生まれたばかりの新鮮な気持ちを優しく表現出来たらと思って制作してみました。

釉薬の優しい流れと、私にしてはほっそりとした安らぎを覚える形が特徴となっています。

年度作品名(クリックして各作品をご覧ください。)
1998~2000●辰砂壺(3点セット) ●求煌 ●太古 ●豊穣 ●辰砂花器 ●ある決断
2001●壺中の天 ●回帰辰砂壺~決断実行そして再生~ ●飛沫 ●辰砂壺 ●分水嶺
2002●想 ●試行錯誤 ●赤富士辰砂壺 ●祈りの辰砂壺 ●変形辰砂壺 ●登高 ●回想
2003●雲海 ●寛容 ●恵沢 ●決断、そしてやすらぎ辰砂壺 ●再生 ●時間と空間 ●赤富士辰砂壺 映 ●蒼穹 ●辰砂花器・趣 ●辰砂鶴首 ●萌芽 ●漲溢

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